隔膜式塩酸電解プロセスが提供するソリューション

塩酸を電気分解する隔膜式塩酸電解プロセスは前ヘキスト社およびバイエル社との共同開発による技術です。この協力関係は現在もコベストロ社(前バイエル社)と当社の間で続けられています。

このプロセスは陽陰極の塩酸リサイクル、吸収ユニット、製品処理および電解槽により構成されています。セルエレメントは、PVCまたはPVC / PVDF製隔膜で隔てられた2枚の黒鉛電極から構成されます。個々のセルエレメントは、フィルタープレス型複極式電解槽と同様に組み立てられます。

陽極室には23wt%の塩酸が、陰極室には21wt%の塩酸が供給されます。陽極室の塩素イオンと、陰極室からイオン交換膜を透過して陽極室に移行した塩素イオンは陽極室で酸化され、塩素ガスを生成します。陽極室から陰極室にイオン交換膜を透過して移行した水素ガスと、陰極室の水素イオンは陰極で還元され水素ガスを生成します。陽陰極室にそれぞれ供給された塩酸は共に17wt%の淡塩酸となり陽陰極室からそれぞれ排出されます。

塩素ガスが陽極側から、水素ガスが陰極側から放出されます。円滑なガス放出のために電極表面には多数の垂直スロットが設けられています。個々の電極は塩酸および塩素に耐食性のある合成樹脂のフレームに取り付けられています。隔膜は特殊なPVCまたはPVC / PVDF製です。

HCl隔膜プロセス