中国Yantai Juli社向け塩酸電解プラント

当社は2009年に中国のポリウレタンメーカーであるYantai Juli Isocyanate社より、年産10万トンの塩酸電解プラント案件を受注しました。

建設地は、中国の青島から約100km北に位置する中国山東省、莱陽です。当社はこの契約においてライセンス供与、エンジニアリング、電解槽の供給、プラントの建設助成から試運転まで広範囲にわたる役務を実施しました。プラントは2011年に完工し、現在も順調に稼動を続けています。

新しいイオン交換膜法電解プラントは、Yantai Juli社のイソシアネート製造ラインから得られた副産物である塩酸を変換するために利用されます。塩酸は、ガス拡散電極塩酸電解技術によって高純度の塩素に変換されます。ガス拡散電極塩酸電解の原理は、セルの陰極側で水素イオンと反応する酸素をその基盤としています。この陰極反応は、従来の隔膜電解で必要とされるセル電圧よりも大幅に低いセル電圧で行われ、最大25%のエネルギーの節約が可能になります。

ガス拡散電極塩酸電解によるイオン交換膜法電解は、稼動範囲の拡大と最大限のプロセス柔軟性を提供し、結果的に現場での条件を向上するために重要な技術です。

現在、電解による塩酸の再利用が注目されています。当社が開発した塩酸電解技術は、プラントの運転効率の改善や環境に寄与する他、イソシアネート事業のビニル製造チェーンからの独立にも貢献します。