東ソー

東ソー株式会社南陽事業所におけるBiTAC電解槽の実績

当社と東ソー株式会社は1990年以降イオン交換膜法電解槽 - BiTACの共同開発を進めてきました。東ソー株式会社の南陽事業所は、「BiTAC®」、「n-BiTAC」、「nx-BiTAC」と三世代のBiTAC電解槽を採用しており、苛性ソーダの年間生産量は、国内最大の110万トンを誇ります。

n-BiTAC

1. 液内および構造上での抵抗の低減

  • ゼロギャップシステムの改善(陰極スプリングと陰極微細メッシュの採用)

  • 陽極導体リブを増加(BiTAC®に比べ1.5倍の増量)

2. 高密度電流での安定した稼動

  • 電解液の濃度と分布の均一性を改善するコーナープレートの採用

  • 気体と液体の分離による圧力変動を低減するためのトップチャンバー構造の再設計

これらの改良の結果、n-BiTACはBiTAC®に比べ電圧の大幅な向上(△ 150mV)および、イオン交換膜の機械的破損率の低減に成功し、2007年にn-BiTACの商業運転を開始しました。

その後、8kA / m2未満の電流密度で4年間以上運転させた、n-BiTAC電解槽を解体検査した結果、膜の穴、水疱およびしわの量が最小限に抑えられた他、エレメントシール材の製品寿命の80%以上の向上が見られ、長期間の稼動が可能であることが証明されました。東ソーは現在、膜交換なしで8kA / m2で6年以上n-BiTAC電解槽を連続運転しています。

2014年以降は、陽極および陰極機構の改造による配電の均一性の向上、およびトップチャンバーの設計変更による圧力変動の低減を実現したnx-BiTAC(第3世代BiTAC電解槽)を採用しています。