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省エネで高効率な塩素生産を可能にする、ティッセンクルップの電気分解技術

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化学製品の生産工程において約70%の割合で使用されている塩素は、化学業界で最もエネルギー消費の多いプロセスの1つです。ティッセンクルップの提供するガス拡散電極式食塩電解技術は、従来型の塩素生産プロセスと比較し消費電力を最大25%削減する事に可能にし、これにより間接的にCO2排出削減に大きく貢献する革新的な技術です。

また、電解槽の電流密度を4kA/m2から6kA/m2まで引き上げることで、塩素の生産量を50%増やすことが可能となり、電解槽サイズを4kA/m2運転時と比較し約30%縮小する事が可能であり、総所有コストを大幅に削減できます。この省エネかつ小型の電解槽により、さらにメンテナンス効率を高め、高効率な塩素の生産を実現いたします。

CO2排出量削減に大きく貢献する、革新的なガス拡散電極式食塩電解技術

ティッセンクルップのパートナーであるCovestro社は、スペインのタラゴナに新設する食塩電解プラントで、当社のガス拡散電極式食塩電解技術を初めて導入する予定です。 「サステイナビリティ、エネルギー効率、そして当社の生産コスト競争力向上、という3つの重要な要素が、ティッセンクルップを選んだ理由です」とCovestroの最高技術責任者であるDr. Klaus Schäferは述べています。

エネルギー消費量は、従来の食塩電解槽と比べて約3分の1となり、CO2排出量は年間約22,000トン削減することができます。これは、1年間に15,000台の車からのCO2排出量に相当します。そして、ティッセンクルップのガス拡散電極式食塩電解技術が世界中で導入された場合、年間3,500万メガワット相当のエネルギー消費削減が可能となります。

クロールアルカリ工業界のコスト効率化の可能性

このガス拡散電極式食塩電解槽は、Covestro社によって開発された酸素脱分極陰極と、ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズの電解セル(シングルエレメント技術)の2つの技術を組み合わせて開発されました。この技術は陰極室に酸素を充填することにより、水素の生成を抑制することが可能です。

テッセンクルップ・ウーデ・クロリン・エンジニアズのデニス・クルーデ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「お客様は、将来的に実用的かつ環境に優しいソリューションを常に求めています。当社のガス拡散電極式食塩電解技術は、化学業界におけるお客様のコスト競争力に大きく貢献することができます。例えば2015年に中国、BEFARグループ向けに初めて導入した大規模な電解槽は、この技術が優れた環境配慮型であり、そしてコスト効率が高いことを成功裏に実証しました。

また、この技術にはシングルエレメント技術に基づいて設計されているため、容易に既存のプラントへ統合することができます。例えばセルのサイズと塩水循環は100%互換性があるため、当社の電解槽を保有するお客様は、追加スペースや新設工事無しで、容易に生産能力を増やしたり、消費電力を削減することができます。

持続可能社会への期待がますます高まるにつれ、クロールアルカリ業界での競争力を求めるお客様にとって、このガス拡散電極式食塩電解技術は極めて魅力的な選択肢となります。

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